カバンショップasoboze(アソボーゼ)のブログ

カバンショップasoboze(アソボーゼ)のブログ

ネットショップのため、お客様との直接お会いする機会が少ないので、少しでもお客様との距離を縮められたらとの思いでブログを書いています。

革に包まれたマグネット、鞄職人の活きた技術。

2本差しペンケース・本革 日本製 SK-W171 asoboze(アソボーゼ)

スリムな2本差しペンケース、そのコンパクトなシルエットの魅力は前回のブログでご紹介しました。(⇒そのブログはこちら) 

 

今回はそのペンケースに詰まった、簡単には出来ない職人の技術をご紹介します。

2本差しペンケース・本革 日本製 SK-W171 asoboze(アソボーゼ)

まず、このマグネットボタン。革で包んでいます。

やはりマグネットがむき出しなものより隠れていた方が高級感があります

 

しかし、1枚の革でマグネットを包んでそのまま縫製すると、マグネットの周りに革がたわみ、見栄えが悪くなります。

 

ですのでこのマグネットの部分だけでも、マグネットを包む革、マグネットを覗かせる穴を開けたペンケース本体の革、裏側に縫製が見えないように合わせた革の3枚の革を使っています。

2本差しペンケース・本革 日本製 SK-W171 asoboze(アソボーゼ)

 

2本差しペンケース・本革 日本製 SK-W171 asoboze(アソボーゼ)

マグネットを革で包みマグネットの磁力を活かすには、革は強度を保ちつつ、薄く漉かなければいけません

長年いくつも鞄を作り続けてきた職人の経験と技術を活かし、そのパーツに適した革の厚さに漉いてゆきます。

 

2本差しペンケース・本革 日本製 SK-W171 asoboze(アソボーゼ)

適した厚みになった革を使い、それぞれのパーツを縫い合わせてゆきます。

 

2本差しペンケース・本革 日本製 SK-W171のファーストサンプル

次はファスナーについてですが、こちらはファーストサンプルです。

 

2本差しペンケース・本革 日本製 SK-W171 asoboze(アソボーゼ)

上がファーストサンプル、下が本製品です。

より高級感があり、滑らかな開閉を可能にしたYKK社の“EXCELLA”(“エクセラ”)のブラックニッケルに変更しました。

2本差しペンケース・本革 日本製 SK-W171 asoboze(アソボーゼ)

YKK社の“EXCELLA”(“エクセラ”)は、ファスナーの先端まで丁寧に研磨しているのでスムーズに開閉できるのです。

 

そして、もっとも大きなこだわりの1つ、革の製造工程です。 

2本差しペンケース・本革 日本製 SK-W171 asoboze(アソボーゼ)

革の鞣しから国内製造にこだわった、「革が主役のビジネスバッグRintosh(リントッシュ)」と同じ革を使用しています。

 

水温が1℃異なるだけで、革の仕上りが狂ってしまう繊細な革の製造レシピ。

過去のブログでご紹介していますのでご覧ください。(⇒1℃を見逃さない勇気

 

2本差しペンケース・本革 日本製 SK-W171 asoboze(アソボーゼ)

 

カバンショップasoboze 大西