なぜこんなに惹かれるのか?牛革の最高級・カーフレザーとは
カーフレザーとは何でしょうか?
それは、
・生後6ケ月以内の子牛革
・薄くてキメの細かい銀面(表面)が特徴
・希少で牛革の中では最高級とされる
そのカーフレザーの中でも加工方法によって異なります。
中でも有名なボックスカーフというものは、クロムで鞣したあとカーフレザーの表面にガラス加工で艶を加えたもので、水シボと呼ばれるシワ模様が特徴的で、キズが付きにくいのが魅力な一方、均一的な表面をしているため革らしい雰囲気は無く、経年変化もほとんどありません。
ボックスカーフはいわば、厚化粧を施したカーフレザーになります。
しかし素上げのカーフレザーは、皮が革になるための加工の最終段階で、塗料や塗膜などで厚化粧せず、カーフの原皮そのままを活かした革になります。
塗料や油膜で守られていない分、大変デリケートで傷が付きやすく水に弱いです。
そういったデメリットがある素上げカーフレザーですが、カーフというだけでも希少なのに、素上げに出来るカーフは素肌が美しい故にそのままで勝負できる状態の良いものだけを厳選された特別な存在なのです。
素上げの表面には、革そのままの血筋やシワ、キズ、トラなどがそのまま表れています。
そして手に取るときっと驚かれるのが、その手触り。
まるでスエードなのかと思ってしまうような、滑らかでつるっとした優しい手触りなのです。
クロムで鞣され、最終工程が素上げのこの革は、使い込むとどのような経年変化が起こるのか?
それは、表面に艶が増し、質感の変化が現れます。
使えば使うほど何とも言えない、手に吸い付くような質感に変化してゆきます。
傷付きやすいデリケートが故に、その儚さに惹かれてしまう素上げ・カーフレザーのアイテム。
長財布、二つ折財布、名刺入れの3点、カラーはブラックのみで4月末頃から公開予定です。
またブログでご報告致します。
カバンショップasoboze 大西